代表の大島です。

先日、日経新聞の記事にとある特集が組まれていました。(会員の方のみ読めます)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60511240T00C22A5MM8000/

記事によると機械メーカーのクボタが行った入社10年以内の技術者対象、社内実施のテストで本来身に着けておくべき基礎学力不足が露呈されたとのことでした。

クボタの技術者採用には全国から優秀な人材が集まっているイメージですが、要求するレベルをクリアされていないことには驚かされます。

近年、大学受験において推薦入試(総合選抜型や学校推薦型)の比率が高くなり、基礎学力以外のプレゼンテーションやコミュニケーション能力を重視する動きがますます増えてきています。大学入学の1つの手段として受験生にとってはありがたい話ですが、弊害もあります。

実際、大学入学後も高校レベルの知識を満足に習得していない生徒のための補習授業を行っているというような矛盾が生じる事態になっています。

原因は様々あると考えられますが、そのような動きがクボタの例を引き起こしている一因であると思います。このような現象が続けば企業だけでなく国全体の力は衰退していくに違いありません。

学校で学ぶ勉強というのはすぐにどこかで活かせる訳ではありませんが、プレゼンテーションやコミュニケーション能力が生きてくるのは基礎学力(知識)ありきだと思いますし、ないがしろにするべきではないと思います。

もう一度皆でその重要性を見直すべきなのではないかと思います。